手放せなくなった帽子〜MARIPOSA HAT
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ANATOMICAのスタイルに欠かせないキャスケットやハットといった帽子。
私もピエール氏や古い映画などに影響を受けてキャスケットやハットは自分のスタイルに欠かせないものになっています。
かつて帽子は、外に出るための必需品でした。
日差しや雨風から身を守るための道具として始まり、
やがてその人の立場や職業、階級を示すものへと変化していくことに。

特にイギリスにおいては、帽子は社会そのものでした。
トップハットやボウラーハットは、単なる装飾ではなく、その人がどの階層に属するのかを明確に示す“ルール”でもありました。
一方アメリカでは、より実用的な側面が強く、都市部においても帽子は身だしなみとして不可欠な存在でした。


しかし20世紀に入り、その前提は大きく崩れていくことに。
自動車の普及。
屋外で過ごす時間は減り、
人々は風や雨から守られる“車内”という空間を手に入れました。
さらに車の低いルーフは、帽子そのものの存在を物理的に邪魔なものへと変えていく。
それまで“必要だったもの”は、
次第に“なくてもいいもの”へと変わっていきました。
そして戦後、社会構造や価値観の変化とともに、帽子は日常から姿を消していく。
必需品から、選択へ。
この変化は、帽子の価値を失わせたわけではないと思っています。
それよりもその意味をより強くしたとも言えるのではないでしょうか。
帽子を被るという選択は、古き良き伝統と当時のスタイルを大切にするという想いが、私なりの解釈です。
単純に当時のスタイルが好きだからという理由なのですが...苦笑
ANATOMICAのフレンチガーメンツもまた、フランスの伝統的なワークウェアーを大事にしています。
洋服と帽子。背景は実は同じところにあるのです。
キャスケットやハットを日常的に愛用していく中で、私が衝撃を受けたハットがあります。

"MARIPOSA HAT"
昨年ANATOMICA KYOTOにてオーダーイベントを開催させていただいたので、記憶にも新しいかと思います。
私もオーダーさせていただいてからは、ほぼ毎日のように愛用しています。
今ではMARIPOSA HATがないと外に出れないくらい...手放せないものになってしまいました。
何故ここまでMARIPOSA HATに惹かれるのか...
続く。
ANATOMICA KYOTO
宅見