
一年前 ANATOMICA KYOTO誕生まで
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1年前の2024年春。
ANATOMICA KYOTOオープン準備の段階に入っていました。
僕らが京都の物件を本格的に探し始めたのが2022年頃。
なかなか条件に合う物件が見つからない中で、姉小路通に理想の町屋が縁あって見つかりました。
姉小路通沿い津軽町に構える築100年の京町屋。
物件の契約が決まった時は、涙したのを今でも覚えています。
そこからオープンまでの道のりは簡単にはいきませんでした。
ANATOMICA KYOTO 改装前
元々2軒だった町屋を一つに繋げて一軒の町屋に改装されていました。
住居として使われていた為、一度スケルトンの状態にするところから始まったのです。
内装デザインは、ANATOMICA PARIS ピエール氏と山内、mangekyoの児玉さんでスタートする事に。
2024年の3月にピエールがパリから来京し、内装プランの打ち合わせが始まります。
ANATOMICAの世界観を、歴史ある京町家の在り方を残しながら表現する。
このコンセプトの元に内装・外装を3人が考えていきます。
ANATOMICA PARISの内装もそうですが、細部にまでこだわるのがピエール・フルニエ氏。
京都の内装も徹底して細部のディテールに拘って仕上げていくことになるのです。
ですが、内装プランも二転三転していき予定のオープン時期からどんどんずれ込んでいきます...
漆喰の壁や柿渋染で染められた柱や天井。床の素材と色、階段の位置、什器の素材など細い部分でも難航していくことに。
一筋縄でいかず、再度PARISにて内装プランの打ち合わせをすることに。
ANATOMICAの世界観と京町屋の融合。
一つのお店を完成させる事の重大さと大変さを改めて感じることに。
一歩一歩進んでいき徐々に今のANATOMICA KYOTOの姿が...
続く。
ANATOMICA KYOTO
宅見 レオナ