
苧麻絣 Vol.1
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数あるANATOMICAのラインナップの中でも、京都でしか製作していない特別なプロダクトが一つあります。
それは、日本の伝統的な生地を使いANATOMICAのプロダクトを製作するというプロジェクトです。
京都でこの企画を始動するにあたり、ご協力いただいてるお方が、”A LITTLE PLACEの宇佐見氏”です。
今回のコラムでは、実際に宇佐見氏から企画の経緯とピエール氏とのお話をインタビューさせていただきました。
某セレクトショップのバイヤーとして30年に渡りPARISを拠点に買い付けに携わってきた宇佐見氏。
日本に初めてANATOMICAを持ってきたのも実は宇佐見氏です。
現在は、宇佐見氏と京庭師の成井氏が立ち上げたギャラリーショップ”A LITTLE PLACE"で、様々なプロダクトを扱っています。
宇佐見氏は自身のブランド”紀[KI] SIECLE"も展開しています。
宇佐見氏が手掛ける洋服の生地は、全て日本の古い着物の生地。
その生地は100年も前に作られた苧麻の絣と呼ばれる天然素材です。
京都に移住してから蚤の市等に足を伸ばせば自然と手に取る生地が、その苧麻の生地だったそうです。
日本の古い着物の生地に魅せられ、沢山の苧麻の生地を買い付けていた宇佐見氏。
始まりは、”日本の美しい手仕事”をパリの友人に見てもらい‼︎という想いから。
ある時、ピエール氏が宇佐見氏の作る洋服に興味を持ちPARISのバラタンで食事をしたそうです。
日本の伝統的な生地、宇佐見氏のもの作りに共感し、ANATOMICA PARISで苧麻絣のコレクションを展開したいというお話に。
そこから翌年。
ANATOMICA KYOTOがオープン。
ピエール氏の紹介があり、京都で特別に苧麻の生地を使用したプロダクトを製作できる事になったのです。
フランスの伝統的な美しいワークウェアーにフォーカスして生まれるANATOMICAの”FRENCH GARMENTS"
日本の美しい手仕事が生んだ100年前の着物生地”苧麻絣”
フランスと日本、両者が共鳴し合うような...特別なプロダクトになっていると思います。
今回は、100年前の苧麻絣の生地を使わせていただき”ARTHUR"を製作しました。
詳細は、また次回のコラムにてご紹介いたします。
ANATOMICA KYOTO
TAKUMI